Mission

“へんしん”の
ストーリー

電子書籍の紹介

※本冊子は印刷版での販売は行っておりません。

「シブヤフォント」が生まれる瞬間には、
たくさんの想いと物語が詰まっています。

障がいのある人と学生が、時間をかけて向き合いながら、一緒に創りだすフォントやパターンには、
それぞれの人生や感性が宿ります。
支援員や家族、企業や自治体など、多様な人が関わり合い、互いのちがいを認め合う中で
デザイン以上の価値が生まれています。
共創を通じて、誰もが少しずつ“へんしん”していくのです。

第一章

へんしんストーリー

4,580名のアンケート、56名のインタビュー、合計4,636名もの方々のリアルな声をもとに編み上げたストーリーで、登場人物は複数の関係者のエピソードを統合しながら描きました。

CASE01 学生・デザイナー編
「卒業したら福祉作業所に就職しよう。」
  • 助けなくちゃって思ってたけど、助けられたのは私の方
  • 障がいのある人だからと壁を作ってしまっているのは自分だった。
  • まず人として関わることが大事
  • 私のデザイナーとしての未来を変えるでしょうみたいな気持ち
  • 自分には無い発想に出会えることにワクワク
CASE02 アーティストと家族編
「無理に変わる必要はない。
今のままで十分なんだ。」
  • 僕の字が「すごい良いっ!」て褒めてくれた。
  • シブヤフォントのアーティストとして頑張っていきたい。
  • シブヤフォントに関わるようになってから、息子を自慢したりする。
  • 「普通」という枠に無理矢理はめ込もうとしていた。
  • 「可能性」というものは一つではなく、幾つもあることを実感した。
CASE03 企業経営者編
「福祉作業所の理事に就任しました。」
  • 障がいのある人は支援されるのではなく報酬を受け取っているんだ。
  • どんな人もみんな共に生きていく、シブヤフォントは共生のシステムだ。
  • 人は多くの可能性を秘めていると考えるようになりました。
  • 豊かな人生とはなにか? 家族で話しをするようになった。
  • 地元の小学校にも伝えたい。障がいのある人と交流して欲しい。

書籍には、他 施設支援員編、
印刷会社編が掲載
されています。

第二章

へんしんの舞台

シブヤフォントと
ご当地フォントについて
  • 共創が生み出す新たな価値
  • 共創を叶える新たな組織体制
  • 共創のその先へ ー 交流が生む新たな価値
  • シブヤフォントとご当地フォントの社会的インパクト
  • 障がいのある人々の表現の場の拡大と収入支援
福祉の
関係人口について
  • シブヤフォント・ご当地フォントが生み出す新たな関係人口
  • 社会に存在する「見えない壁」
  • シブヤフォントによる関係人口の作り方
  • シブヤフォントのソーシャルインパクト
  • ご当地フォントで全国規模のソーシャルムーブメントに

第三章

へんしんの支え方

デザインの現場から
  • そもそものプロジェクトの意義はどこにあるのか?
  • プロジェクトの軸を探る
  • 現場の徹底的なリサーチと表現の創出
  • 成功体験の演出
  • 振り返って、「こうしん」することで予測もしなかった相乗効果が生まれる
  • 外部の評価をしっかり吸収する

ライラ・カセム

クリエイティブディレクター

事業運営の現場から
  • 障がいのある人のあらゆる創造物を社会へ
  • 工賃向上だけでなく、多面的な成果を意識する。
  • 地域のみんなで担ぐ神輿を作る。
  • 採用企業のオリジナリティも共存できる
  • フォントは共生社会のシンボル

磯村 歩

共同代表 / プロデューサー

福祉の現場から
  • 福祉の世界の課題
  • 職員の労働環境
  • 福祉を開くということ
  • シブヤフォントの可能性
  • 障がいのある方々と繋がる意義

古戸 勉

共同代表 / 福祉作業所 ふれんど 施設長

行政の現場から
  • 予算や組織作り、問題山積のスタート
  • トライ&エラーを恐れない
  • 目指したのは完全な自走化
  • なぜ渋谷区の資本としなかったのか?
  • ご当地フォントの根底にあるもの

原信吉 ・齋藤貢司・黒田敬久

渋谷区役所

「ショウガイはへんしんできる」というメッセージには、
固定観念を越え、誰もが変化できる可能性があるという想いが込められています。
あえて“ショウガイ”とカタカナで表すことで、多様な視点や解釈を受け入れる姿勢を表現しています。
関わる人それぞれが“自分ごと”としてこのプロジェクトに向き合い、
共に歩むことで大きな広がりが生まれます。ご当地フォントを通して、
企業・地域とつながる共創の輪が日本各地へと広がっています。
この小さな一歩の積み重ねが、
誰もが自然に寄り添い合える共生社会へと続いていくことを願っています。

〈期間限定〉 無料の電子書籍でご覧いただけます

ショウガイはへんしんできる
4,500人以上の声から創り上げたストーリー

発行:一般社団法人シブヤフォント
2025年4月28日 第1刷発行
©SHIBUYA FONT 2025

電子書籍の第1章の物語は実際のエピソードをもとにしたフィクションです。実在する団体や人物とは関係ありません。
また電子書籍の著作権は各著者に帰属しており、複製・転送・譲渡は禁止します。

プロデュース
磯村歩
 
磯村歩、福島治、ライラ・カセム
 
磯村歩、株式会社imago
 
磯村歩、古戸勉、ライラ・カセム、株式会社imago
装丁デザイン
福島治、ラデツキー・リョウタ
 
磯村歩、株式会社imago
調 
渋谷区、エム・アール・エス広告調査株式会社
 
渋谷区、専門学校桑沢デザイン研究所、京都ふぉんと、なにわふぉんと、蔭山幸司、田代真紀子、澤田誠、澤田佳代子、玉井七恵、馬瀬日向子、
アンケート・インタビューにご協力いただいた皆さん、シブヤフォント・ご当地フォントにこれまで関わってくださった皆さん
 
日本財団 

本ページは日本財団 通常助成事業「障害者とデザイナーの協働によるフォントデザイン事業の知見の共有と周知」の一環で制作いたしました。電子書籍「ショウガイはへんしんできる」のもととなる調査結果「障がい者とアート活動による障がい者理解と障がい者の自己実現の効果検証調査レポート」はこちらからダウンロードいただけます。